ルイ(吉高由里子)とクラブで出会ったアマ(高良健吾)
アマの、蛇のような割れた舌に赤毛のモヒカン、顔のピアスに刺青
ルイは怪しげな世界に迷い込む・・。
原作を先に読んだんですが(『蛇にピアス』 金原ひとみ)
http://blogs.yahoo.co.jp/gogo_yellow_bicycle/60442505.html
あぁ、こんな感想書いてたんだ・・と読みながら記憶が蘇って来ました。
原作と映画は別物かも知れないけども
やっぱり原作の方がルイの空虚で落ちそうな心理と
アマの存在の大きさに気付くシーンが
よりリアルに想像出来て原作の方が良かったなーって印象。
原因として吉高由里子のキャラとルイのイメージの相違?
それとも演技力によるものなのだろうか?
シバさんに「お前ヤツレタな飯食ってるのか?」って台詞があったけども・・
全然、ヤツレテないし・・。^^;
一部、そんな違和感もあるものの
私はこういう作品は好みですが
一緒に観てた嫁さんは面白くなかったみたい。
ハリウッド映画を見慣れると
このエンディングはいろいろと解釈出来るし
どちらかと言うとフランス映画っぽくてイマイチとなるのだろうか?
自分ももしかしたら
不器用で上手く表現出来ないアマのように・・・って
落ちるような感覚は分からなくもないな。
未来に希望のない喪失感や空虚さってのは評価が分かれるんでしょうね。
痛い部分にこそ裏返しで生きる源があるものだね。