風の音だけが週末のConversation

一粒の砂に世界を求め 野の花に天国を見出す 掌の中に無限を捉え ひと時のうちに永遠を築く この詩のように生きたいな

『あんぽん 孫正義伝』 佐野眞一

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孫正義はいかにして身を起こしたのか孫家三代海峡物語。

一代にして日本一の富豪になった孫正義さんに興味があって読んでみました。
あまりにもドラスティックで本当の話かよ?ってぐらいのエピソードの数々
時代だったとは言えその破天荒さが父・三憲さんにも祖父にもあるんですよね
まるで奇跡のような人生。

企業は人なりって言いますが
このCEOあってのソフトバンク
NTTドコモがツートップだとかiPhone販売とか話題だけども・・
ソフトバンクアメリカの会社を買収して
世界を念頭に置いてビジネスを展開してる会社とはスケールが違うんだよな。

その決定的違いは志と経営哲学じゃないだろうか?

孫さんって坂本龍馬が好きで「竜馬がゆく」にも影響を受けたそうですが
龍馬じゃないけどスケールの大きな発想は
貧乏暮らしの幼少期、そして親父さんの経営の成功と
有名な久留米大附設という進学校を辞めて
単身アメリカに渡ったり
東日本大震災のときに、100億円の個人資産を寄付したり
自然エネルギー事業を始めたりしたりしています。

最近の日本企業の多くに欠けてる野心ってものが
ギラギラしてる会社ってロマンや夢がありますね。
まるで戦国大名のような生き様。
官僚的な巨大企業と世界を目指す企業では
思考が違うしスピードも違うのは必然。

孫正義は歴史に名を残す逸材だ
彼の夢や未来に目を離せない。