風の音だけが週末のConversation

一粒の砂に世界を求め 野の花に天国を見出す 掌の中に無限を捉え ひと時のうちに永遠を築く この詩のように生きたいな

『ガソリン生活』 伊坂 幸太郎

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大学生の望月良夫は愛車のデミオ運転中に
偶然会った女優の翠を送り届けることになるが
その翌日、翠は謎の事故死・・
何故なのか・・。


車同士で会話している設定に加え
芸能記者、不倫や脅迫。
パパラッチの追走とミステリーの中にも
ユーモア溢れるお話は人の想像力って面白いなぁーって実感。

もしも車同士が喋るならば
物語のようにいろんな秘密を握るんだろうなぁー

ロボット掃除機が会話も出来るものが出てますが
未来にはアメリカのTVドラマ「ナイト2000」だっったけな?
車と会話してましたよね。
今もレクサスだとボタンひとつでオペレータに繋がり
いろんなサービスを受けれるとか・・。

人が人としかコミニュケーション時代は終わって
未来に人は車や家と会話をする。
これって八百万の神を信仰する日本的な志向に向かうのかも・・

大分話が物語りと逸れちゃったけども
物であっても命や心あるものとして扱い
共に生きるって思考は大事ですね。

最後、そんな家族の暖かい細やかな
エピソードに溢れたは伊坂さんらしい作品。