風の音だけが週末のConversation

一粒の砂に世界を求め 野の花に天国を見出す 掌の中に無限を捉え ひと時のうちに永遠を築く この詩のように生きたいな

『悪の教典』

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人格障害の主人公・高校教師、蓮実聖司の想像を絶する殺戮。
貴志祐介の小説を伊藤英明を主演のサイコ映画。

最近、原作読んで(本のレビュー:
http://blogs.yahoo.co.jp/gogo_yellow_bicycle/62185825.html
映像版とイメージの相違を二度楽しむってのが多いけど
サイコサスペンスってやっぱ本の方が心に迫るなぁ。
ページ数がかなりあったので詳細の話が端折られてるのもあるけど
映画だけだと心理的に分からない部分もあるのかもね。

主人公はイメージ通りで挿入歌が原作を超えて不気味な演出。
衝撃的な作品なんで話題にはなりやすいけど
インパクトだけではでは心に残り難い
やっぱ心に”うっ”と来るのがないとね。

エスカレートしてもっと来いよって思う気持ちも芽生えて来たり
残忍でありながらここまで突き抜けると
何かしらのカタルシスを感じる自分もやばいかな・・。

何の落ち度もない人を躊躇い無く殺害する人と
そんなハスミンを信じる人
人の原則って存在自体が悪なんだよなぁーってツクヅク思うんだよね。

気になったのがラストの「To be continued」って何?
続くのこれ・・・?
悪を増殖され解き放たれた悪。
そんな社会、想像すると怖いなぁー