風の音だけが週末のConversation

一粒の砂に世界を求め 野の花に天国を見出す 掌の中に無限を捉え ひと時のうちに永遠を築く この詩のように生きたいな

『岳 -ガク-』

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2008年のマンガ大賞作品の映像化
日本アルプスを舞台に山岳救助ボランティアの青年との厳しい山を通して絆の物語。

世界中の山を登り歩いてきた三歩を小栗旬が演じてて
これが爽やかで原作もなのかな?
素敵な世界観ですね。
しかしながらこの世界観が浮世離れし過ぎてて・・
こんなシーンがありましたが
遭難者の遺体に「よく、頑張った」と声を掛けながらも
担いでの搬送は危険と判断すると
絶壁から投げ落とす死に対する割り切りが
合理的とは思うものの割り切れない自分もあります。
ここがギリギリの過酷な状況を乗り越えて来た人間は
そう言う意味でも浮世離れしてるのかも知れませんね。

趣味に打ち込み
すべてを捧げた人間は
人生の全てがそこにあるのかもしれないですね。
○○道と人の生きる道をそこに問う人も居ますし
そんな気持ちが分からないでもないです。

サーフィンに嵌ってた頃は
一時期、健康な体と波乗り出来る金があれば
それでいいって思ってた時期もありましたねぇ
生きてると多くの事に出会うけど
それに命懸けでそれを全うする何か?
それに出会う人は幸せですね。

三歩はこう言ってました。
「山に捨ててはいけないもの」
それはゴミと命だって・・。
山で生きる。

そんな生き方も日本アルプスのように神々しい。