風の音だけが週末のConversation

一粒の砂に世界を求め 野の花に天国を見出す 掌の中に無限を捉え ひと時のうちに永遠を築く この詩のように生きたいな

『文・堺雅人2 すこやかな日々』 堺 雅人

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今をトキメク堺 雅人のエッセイ
雑誌”CREA”の人気連載を1冊の本に纏めたものです。

エッセイ中にその時に行われてる撮影の話が入ってるんですが
ゴールデンスランバー」や「南極料理人」「ツレがうつになりまして」「リーガル・ハイ」など・・
彼の出演してる作品って案外見てるんだなって改めて思い
役について考えると全く違う役をこなして解け込み
技量のある俳優さんなんだよなぁー

日々の自然体でなんでもない文章って
そんな堺さんの日常を垣間見れるんだろうって期待してたら
やっぱりその通りでした。 ^^

いろんなことに拘りと引っかかりのエッセイは
あぶらあげ」や「みそらーめん」、「禁煙」「日本刀」
もちろん「役」についても書かれてますし
それぞれに人柄ってものが滲み出てるのが
エッセイのいい所なんですよね。

ある連載では学生時代の自由研究の課題とその後の人生を調べる為に
自ら電話をかけてその後の同級生を調べたり
物事に拘りと誠実に目的に向き合う所が
演じる役とも結び付くなぁー
存在感のある「半沢直樹」の熱演にも繋がってますね。

演じることが仕事の俳優さんから素の堺雅人って
全く違うようで普段の生活や視点と
いろいろと繋がってるもので
それの繰り返しが生き方であり人生ってものですもんね。

役者ってものは人が見えない所から
役を作りその役になりきる
吸収するキャパシティってものがないと出来ないお仕事なんだよな
そう考えるといろんなものが役から滲み出てますよねー。
イメージそのものの誠実さって彼らしかったな。