風の音だけが週末のConversation

一粒の砂に世界を求め 野の花に天国を見出す 掌の中に無限を捉え ひと時のうちに永遠を築く この詩のように生きたいな

『人生の特等席』

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クリント・イーストウッド俳優としての最近の出演作品。
大リーグの名スカウトマンも歳老いて引退が囁かれる中
疎遠になってしまった娘とスカウトの旅を通して絆を取り戻していく・・。

自分の中ではダンディなアメリカ男の代名詞と思ってるクリント・イーストウッド
やはり年老いてもイメージ通りの役でした。
頑固で無口、人一倍娘を思ってるのに表現できない男
日本で言うなら高倉健だよなぁ~
海を渡ってもダンディーのイメージは同じような傾向なのかもね。

さて、お話ですが年老いたスカウトの手法は
目で見てミットに収まるボールの音を聞き
多くのものを判断の材料とする。
しかし現代はデジタルで人を推し量るスカウトのスタイルが主流の手法ですよね。
合理的だと思いがちな罠に嵌り判断の鈍る上層部。
人の未来の可能性を数値で弾き評価しうるほど万能ではないですもんね。

これって親子の関係も同じかな。
絆は接する時間やぶつかりながら永い歳月を経て築かれるもの
決して一朝一夕では築けないもので
その中心には誠実に向き合う仕事や生き様が娘の心を動かすんじゃないかな?

そう思ってて進んで欲しい理想的な展開が心地よく
誇り高い誠実さの実る社会であって欲しいなぁ~
胸の好く思い。


{公式HP}
http://wwws.warnerbros.co.jp/troublewiththecurve/