風の音だけが週末のConversation

一粒の砂に世界を求め 野の花に天国を見出す 掌の中に無限を捉え ひと時のうちに永遠を築く この詩のように生きたいな

『アルゴ』

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1979年、イラン革命の最中に発生した米大使館人質事件
18年もの間、知らされなかった事実に基づいて製作された映画。


昨年、日本で秘密保護法案が話題でしたが
アメリカで機密扱いで18年も隠された作戦。
国家間には表沙汰にしないことで
国益になる事実ってものが存在するのは間違いないけど
要はバランスって事でしょうかね。

さて、この映画では
イスラム過激派がイランのアメリカ大使館を占拠する直前に
脱出した6人のアメリカ人外交官を救出するため
『アルゴ』という架空の映画をでっちあげて
彼らをその映画のスタッフとして
民間の飛行機に乗せ帰国させるという作戦を立てたって事実なんですけども

事実は小説より奇なりとはこのこと
こんな突拍子もないような筋書きで救出できるのか??
武装ヘリで急襲って方が現実的な気もするけど
終わり良ければ全て良しなのかなー。
失敗してたら今も闇の中だろう・・。

時に歴史は信じられないような出来事が世界を動かしたりするもの
現代も世界は危機的な危険と背中合わせだもんな・・・。
日本の何でもない日常なんて平和ボケってそのままだ。

自分の信じる正義が全てなんて
どこの世界でも通用しない現実
宗教だって哲学や経済であっても
意見が一致することは稀だから・・

この僅かな不協和音と
映画で何回もバレそうになるシーン
ハラハラとすり抜けるスリルの連続。

実はこの映画のように
世界はスリリングで魑魅魍魎の世界なんだよね。
現実の世界を感じないと平和ボケにちゃうかも。