風の音だけが週末のConversation

一粒の砂に世界を求め 野の花に天国を見出す 掌の中に無限を捉え ひと時のうちに永遠を築く この詩のように生きたいな

『昨夜のカレー、明日のパン』 木皿泉

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7年前、二十五才という若さであっけなく亡くなってしまった一樹。
残された嫁テツコと義理の父と一緒に暮らし続ける
なにげない日常を暮らしつつ
彼の死を徐々に受け入れていく。

読んだ後からじんわり~と心に落ちていく作品で
今年のテーマかなぁー?日記に書いた
『幸福になりなさい――そうすれば・・・・・』 マックスウェル・マルツ
この記事のURL: http://blogs.yahoo.co.jp/gogo_yellow_bicycle/62357219.html

日常の中の幸福へ感度を上げて
幸福を再発見するってテーマ
そのまま嵌るのがこの本でした。

人は生きてると悲しい出来事
特に人の死は避けることの出来ない試練。
身近な死というものをどう受け止めるのか?
自分でもよく分からないけど

この作品を読んでると
強い不安や恐れ、恐怖といったものを
凌駕するような寛容さに満たされる。
それは何なのか?

タイトルの『昨夜のカレー、明日のパン』とあるように
昨夜作ったカレーを食べて今日を生き
未来が来ると信じて明日のパンを買う。
ささやかだけど、そこにある幸福を感じる日常
それこそが死を乗り越える方法なんじゃないだろうか。

ギフが言います
『人は変わってゆくんだよ。それは、とても過酷なことだと思う。
でもね、でも同時に、そのことだけが人を救ってくれるのよ』

意識しなくとも
時と共に人は徐々に容姿が変わるように
細胞が死んでまた生まれる
何かが変わる。
変わり続ける・・。

今ある幸せを噛みしめること
特別じゃないこと
生きる原点回帰が大事ですね。
そう、つくづく思うな・・。