風の音だけが週末のConversation

一粒の砂に世界を求め 野の花に天国を見出す 掌の中に無限を捉え ひと時のうちに永遠を築く この詩のように生きたいな

『東京家族』

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病院を営む長男、美容院を経営する長女
舞台美術の仕事をしている次男、同級生。
それぞれが暮らす東京で瀬戸内海の小島から上京した老夫婦が訪ねるが・・。

家を離れ大都会で暮らす
それぞれに自分の生活や家庭、仕事があるけど
元は兄弟と両親共に田舎の島で暮らしてたんですよね。
離れてもそれぞれを時に思いながら・・

不器用な親父と息子の微妙なズレだったり
必要以上に気遣う母親にしても
そこにある温かなものって何だろう。
この温かさは絆と言われるものじゃないだろうか?

絆は一長一短に出来るものじゃないし
意図して作れるものじゃない。
長い年月と苦労やすれ違いを乗り越えて
強固なものになるんでしょうね。

涙腺弱くなったのか?って考えるぐらい
何度も何気ないシーンで涙が毀れそうになりました。

人が人を思い気遣う。
尊く温かな絆ってものがそこにあるからなんだろうな。

先日、日本アカデミーでこの作品で助演男優賞橋爪功さんに
吉行和子、西村雅彦、中嶋朋子妻夫木聡などのキャストはすばらしく
監督50周年となる山田洋次がメガホンもさすがでした。

あと余談ですが
瀬戸内海の島
このロケ地の大崎上島を一周した時の日記。
大崎上島へ_オーパーツ編。
http://blogs.yahoo.co.jp/gogo_yellow_bicycle/60064898.html
大崎上島へ_ガンスバーガー後編。
http://blogs.yahoo.co.jp/gogo_yellow_bicycle/60067956.html

本土から橋が架かってなくフェリーのみ
情緒溢れるあの場所も話と共に味のある場所です。