道東の開拓村で極貧の家に育ち
奉公から旅芸人一座に・・
妹の里実は道東に残り理容師の道を歩む・・。
それぞれの60年に及ぶ女の凄絶な人生。
まるで演歌の世界だけど
それに行き着く人生ってものは
一言では言い尽くせない事柄の運命的な重なりの結果
もう一度生きてもきっとそうはならない唯一無二なものなんですよね。
波乱万丈なのに爽快で
きっと安らかに違いないと確信出来るような真がある。
それは何故なのか?
一見、一般の視点だと不幸に見えるかも知れない
だけど・・生き様の潔さと軽やかさにある輝き
その一瞬に全て凝縮してるんじゃないかな?
印象的な言葉。
「・・風の吹くように 軽やかに明日へ向かう あっさり昨日を捨て 捨てた昨日を惜しまない・・・」
まさにこの一言がこの人の生き様を表してるなぁー。
何かあると女々しく反省したり愚痴ったり悔いることよりも
この軽やかに明日へ向かう中であっさり昨日を捨て、捨てた昨日を惜しまない考え方に
苦境を乗り越え明日を生きるヒントがありそうですね。