風の音だけが週末のConversation

一粒の砂に世界を求め 野の花に天国を見出す 掌の中に無限を捉え ひと時のうちに永遠を築く この詩のように生きたいな

『つやのよる ある愛に関わった、女たちの物語』

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艶(つや)という女性が昏睡状態になってしまう。
そこで松生は艶が過去に関係を持った男たちに
彼女の死期が近づいていることを伝えるが・・・。

行定勲監督に阿部寛が主演
小泉今日子真木よう子野波麻帆風吹ジュン大竹しのぶ田畑智子の主役級の豪華女優陣
この華やかなラインナップには反して地味だけど心に迫る展開でした。

さて、お話しはー。
浮世に所謂、尻軽女と関係を持った男の今の反応は冷淡
きっと心では何か深いものを残しつつ
今を生きてるのでしょうけどねぇ

作品中に別の女で複数の関係を持つ彼女が言ってましたねぇ。
寝てしまえばそれまでに描いた想いも薄れて
薄っぺらい快楽だけの関係になってしまうものなのだ
そんな男とそんな男に悩み影響を受ける女の心の揺らぎ・・

何でまた懲りずにも
新しい男や女を求め、信じた人を裏切り
関係する周りの人間をも迷いの中に叩き落とすのか?

快楽の先の虚しさ
刹那に生きる人間の末路
通夜の夜に最後に男が一人残ってるのが
これまた人ってものの情念なのかー。

それでも人はまた異性を求め営み
空白にありもしないものを求める
神は人に快楽と苦悩を併せ持たせるように創造されたのかなー。