映画化された『青天の霹靂』原作を呼んでみました。
場末のマジックバーからで芸を披露する芸人、三十五歳の晴夫。
晴夫の運命に閃く雷のような電話が・・。
場末のバーで売れない芸人の滑るギャグ
どうも劇団ひとりのイメージがダブルんですよね。
他にもあるまずい状況を乗り切る為に一大演技をするのですが
劇団ひとりさんのコントの絵が浮かんでしまい
何とも物語の世界に浸るのが半減してしまいましたが
素直に物語を再考するとー
タイムスリップして自分の人生の謎となってる
親父さんや母親を接することで心情を理解する晴夫
人生が動き出す瞬間。
人にはそんな「晴天の霹靂」となる瞬間があるんですよね
それは人を理解しようとする思いやりと優しさが
そんな劇的なチャンスを生み出すのでしょう。
ラストに掛けての畳み込む盛り上がりと流れに
またも劇団ひとり演じるコントのオチとダブってしまうのですが
これはお笑いではなく感動へのオチ
なかなか良かったと思えるラストへの誘いでした。
映画はどう映像化したのかな?
原作と監督が一緒って所も興味深い。