トラブルを起こし社会奉仕活動を命じられた男
そこで出会った社会的に問題のある人達
その指導者のハリーにウイスキーの奥深さを教えてもらい・・。
ウィスキーの樽に寝かしてると
蒸発して減るそうですが
それを天使の分け前と呼び
それでも時間が醸造する旨みや風味
ピートや潮風、様々な要因で育まれるウィスキー
ウイスキーはいいねって・・
そんな映画じゃなくてー
世の中の悪意に翻弄され
絶望的な環境で挫折し
元の暮らしに引き込まれそうになりながら
救いのない禄でもない男が
ウィスキーに出会い
仲間に出会い、先生に出会うことで
チャンスを得てそこで再出発する物語の中で
一見普通の暮らしをしてる人間の悪意と
その逆の人々の違いとは何なんだろうか?と考えてしまう
思考の方向性が悪いってのは無論なんだけど
不運や定めかのような現実ってあるよね。
ちょっと風刺もありつつ良かった。
いや・・いいのか?なぁ~なラスト
常識を翳し、自分は反対側を見てるのかも?
出会いとチャンスに視点を移すことが大事かな。
ともかく、ウィスキーに罪はなく
天使が飲むような素晴らしい飲み物です。^^
2012年のカンヌ映画祭、審査員賞を受賞作。