風の音だけが週末のConversation

一粒の砂に世界を求め 野の花に天国を見出す 掌の中に無限を捉え ひと時のうちに永遠を築く この詩のように生きたいな

『悩んだときは哲学者に聞け!』 小川仁志

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人生のQ&Aを30人の哲学者の言葉を引用しての回答が嵌り
人の営みは普遍的で奥深いものですね。


哲学なんて退屈でお堅いイメージかも知れないですが
この本の構成はユニークで
日常の悩みをソクラテスデカルトなど
30人の哲学者の言葉のチョイスはユニークで嵌る言葉に唸る

普遍的な真理を追究するものが哲学であるならば
人の日々の悩みを解決出来ない分けがない
きっと適切な答えはあると読んでて確信しました。


ソクラテスや最近のサンデルの言葉の奥深さは

悩みの果てにあるものじゃないだろうか?
普段思ってたことですが

考えながらの試行錯誤の時間に比例して
深い納得のいける回答じゃなく
この本は全くの逆
簡単に優しく答えが導き出されていました。

そこに救いと安らぎはあるならば
これもありかな何とも安直ですが

日々を生きる為に
もっと哲学は身近で役に立ってこその先人の知恵

この先人のエッセンスを抽出して

日々の役に立つような本ってのが新しい

こんな言葉がありました。
「理想的であるものこそ現実的であり、現実的であるものこそ理想的である」

なるほどー。
この発想にも目から鱗