風の音だけが週末のConversation

一粒の砂に世界を求め 野の花に天国を見出す 掌の中に無限を捉え ひと時のうちに永遠を築く この詩のように生きたいな

『ガンジス河でバタフライ 』 たかの てるこ 自分と自然に対話することになる

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旅人になり
旅で出会った人々痛快爆笑紀行エッセイ

人生っていろんな切っ掛けでターニングポイントがあるもんですね。
たかの てるこさんってキャラクターが
孤独で重々しい現実の世界を浮き彫りにして
人と出会うことの喜びと幸せを素直に文章に起こした感じがして
とても面白いエッセイになってますね。

旅と旅行の違いって何って読みながら考えてましたが
パッケージで観光ポイントを眺めるようなツアーと

現地の人とふれあい
光と闇を感じつつ訪れるものとの隔たりが旅なんですね。

私もオートバイで日本を旅してたんですが
旅を振り返った時に思い出す旅とは何か?

それって格別綺麗な風景ではなく
苦しかった雨の国道だったり
妙なドライブインだったり
ちょっとした会話の中で気付い場面なんですよね。

この旅エッセイを読みながら
人って面白い
偶然って尊いってことを思い出しつつ

それって本文にあったけど
誰かと語らいたいことでも
一人であることで自分と自然に対話することになる

なるほどね。

これこそ旅の本質であると感じるんですよね。
様々な風景や人と出会いながらも
実はいろんな経験を通して
自分と向き合ってるんものだ。

心の旅してますか?
やっぱり旅は人の心を揺さぶるものですね。