旅で出会った人々痛快爆笑紀行エッセイ
人生っていろんな切っ掛けでターニングポイントがあるもんですね。
たかの てるこさんってキャラクターが
孤独で重々しい現実の世界を浮き彫りにして
人と出会うことの喜びと幸せを素直に文章に起こした感じがして
とても面白いエッセイになってますね。
旅と旅行の違いって何って読みながら考えてましたが
パッケージで観光ポイントを眺めるようなツアーと
現地の人とふれあい
光と闇を感じつつ訪れるものとの隔たりが旅なんですね。
私もオートバイで日本を旅してたんですが
旅を振り返った時に思い出す旅とは何か?
それって格別綺麗な風景ではなく
苦しかった雨の国道だったり
妙なドライブインだったり
ちょっとした会話の中で気付い場面なんですよね。
この旅エッセイを読みながら
人って面白い
偶然って尊いってことを思い出しつつ
それって本文にあったけど
誰かと語らいたいことでも
一人であることで自分と自然に対話することになる
なるほどね。
これこそ旅の本質であると感じるんですよね。
様々な風景や人と出会いながらも
実はいろんな経験を通して
自分と向き合ってるんものだ。
心の旅してますか?
やっぱり旅は人の心を揺さぶるものですね。