風の音だけが週末のConversation

一粒の砂に世界を求め 野の花に天国を見出す 掌の中に無限を捉え ひと時のうちに永遠を築く この詩のように生きたいな

『モンスター』 百田 尚樹  心の呪縛と美を得た人間の先にあるものは何か?面白いですねぇ

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壮絶な醜さによって学校でのいじめられた和子。
和子は整形により未帆と言う別人になり・・。

確かに女性が美人であることは
幸せかどうかは別として
確実に得をする人生であることは間違いない。

この話をいろんな男女に話してみたけど
ハッキリと否定する人は居なかったなぁ~

やはり何となくでも
的を得てることなんだと思いますね。

ある統計によるとアメリ陪審員で裁かれる被告の
容姿によって量刑に差があるそうで
背光効果(見栄えによっていい印象と相手が捉える)も
本文にありましたが
まさにそう言うことなんですね。

それが逆の立場ならば・・
ハンディとなるのはあるかなぁ・・。

容姿だけじゃなく
人は多くのことで
ヒエラルキーがある
美であったり
金であったり
家柄や性格
力や職業
学歴などなど・・
優劣をつけて

何かとピラミッドのような階級差があったりしますよね。
この見えないハードルを超えれるような魅力があるならば
人は自信を持って生きていけるのかな。

滑稽でもありますよね
努力でもなく皮一枚、骨の形で人の一生が左右されるんだからねぇ

しかし物語はそれだけでは終わらないってのが
さすがの展開。

心の呪縛と美を得た人間の先にあるものは何か?
面白いですねぇ
そこの思考から抜けないと
人は本質的に解放されないのでしょうね。