風の音だけが週末のConversation

一粒の砂に世界を求め 野の花に天国を見出す 掌の中に無限を捉え ひと時のうちに永遠を築く この詩のように生きたいな

『長恨歌―不夜城完結編』 馳 星周   真剣な”もがき”が人には必要なんだ

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劉健一あの男は歌舞伎町でどう生きるのか?
憎悪と恐怖、野心と挫折
この世界に終止符を打つのは誰で何があるのか?衝撃の終幕。

一作目の『不夜城
http://blogs.yahoo.co.jp/gogo_yellow_bicycle/62664285.html

続編となる『鎮魂歌(レクイエム)―不夜城〈2〉』 馳 星周
http://blogs.yahoo.co.jp/gogo_yellow_bicycle/62739076.html

ついに完結となる『長恨歌不夜城完結編』 馳 星周ですが
なかなかのハードボイルド。

偶には世界に浸りタフな男の世界の洗礼を受けた方がいい。
業界や生き方は違えども
核となる魂はどの時代の誰であってもタフに越したことはないですからね。

最終章となる今作では
歌舞伎町に生きる武が
似てると言われる劉健一の陰謀に嵌り
必死に贖いながらもたどり着く場所。

この場所は一体、何なのか?
罠に嵌めてるのか?嵌められてるのか?

すべてはここに行くのかって壮大な流れ
多くの悲しみの血が流れ
時がまた洗い流したもの

考えたら、この地球もその繰り返し何ですよね。
テロリズムや国家に名を借りた殺戮も
もがきの歴史とも言えますよね。
人類の歴史で15パーセントは
戦いによる死因と言われる統計を見たことがありますが
現代日本だと遥かに大きな数字ですが

一皮剥けばそんな日本でも
生きるのに精一杯な人間も存在する。

この真剣な”もがき”が人には必要なものである
生き抜くってことを身近に感じるのは
明日への活力にもなるんですよね。

ハードボイルドも必要なんだ。
誰にでもー