父を喪い一年後、下北沢に引っ越し、母の存在、父の友人の言葉、友人の存在。
再生と日々続いていく下北沢の暮らしでー。
最近読んでなかったけど
嘗ては何度も繰り返してたよしもとばななさんの作品
やっぱり、新しい作品もいいなぁー。
好きだなぁ~ってのが率直な感想。
お話は
亡くなった父の存在
その空間を埋めるようなあらゆる出来事。
どんなに受け入れがたく、苦しい出来事であっても
生きて行かなくてはならないんですよね。
母も揺らぎ、友人も職場の人からも
日常の中で少しずつ癒されるんですが
下北沢と言う街が象徴的な存在として描かれてる。
そして、よしもとばななの描く
繊細な心の機微が分かる人物はとても
共感をもって理解出来なぁ。
苦難と共存して生きていく姿
明日を生きていく糧となる力の源とは何なのか?
ビストロの食べ物に癒され
人の心に癒される姿は
自然に深く心に刺さる。
形の分からないけど
いいなって世界観はここちよい。