AN通信の鷹野一彦は産業スパイ
機密情報を手に入れ高値で売り飛ばす
商売敵が暗躍するノンストップ・アクション。
今までの作品
「横道世之介」「さゆなら渓谷」などとは異なる系統の作品で
以前の作品のファンからすると
ちょっと残念なのが正直な印象。
新たなチャレンジなのかな?
構想や着想は面白く
ノンストップな展開で結びまで楽しめましたが
期待するものが薄いのは残念。
あの何とも心に迫るような繊細なタッチや
心が温かくなるような情景がなく
敢えてドライに描いたのかも知れないけど
最後まで違和感は拭えなかった。
そんな中でも美点として光ってたのは
目的の為に純粋に戦う人間の放つ力強さ。
明日ではなく今日を生きる強い意思。
余計な事を考えずに
シンプルなアクションの世界に浸るのが
楽しむ極意かも知れないですね。