お互いの人間性を尊重しその基本となる「気だて」のコミュニケーションについて
精神科医である香山リカさんの医学的な根拠にもとづいて紹介されてます。
この表紙のゆるい感じとは裏腹にかなり私にとってはエポックメイキングな本となりました。
今まで、今日より明日、明日より明後日に自分の興味あること
情熱を注ぎ、成し遂げるのが
人生を楽しめるポイントだと信じ
日々、傾向と対策、効率と実行をしながら
生きることが喜びではないか?とある部分思ってた自分が
根底から覆し目から鱗とはこのことかな。
そもそもの性格として
優柔不断だったり「まぁ、いいじゃん」って緩さが欠点だと感じてたけど
それもありかもしれない。
ちょっと違う次元で「気だて」とは何か?
人柄によって齎される幸福ってものの尊さ
自分の人生を振り返り
出会えた人を思い浮かべると
あぁー幸せを齎す人の基って、効率や能力と無関係であると言えるんですね。
ならば自分はどうありたいのか?
社会的な成功や金銭、損得ってものじゃなく
気だてのいい人こそ自分の求めるものじゃなかったのか?
自分の在り方を考える中で
人間性重視の生き方こそ
自分の向かう方向だったんだって、はた気付く。
自分にとってはかなりの意識を変えることとなった有意義な本でした。