風の音だけが週末のConversation

一粒の砂に世界を求め 野の花に天国を見出す 掌の中に無限を捉え ひと時のうちに永遠を築く この詩のように生きたいな

『小さな幸せ46こ』 よしもとばなな

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家族のこと、友人、食事、ペット、旅、小説・・などなど
婦人公論』連載してた“小さな幸せ”エッセイ集。

日常のほっとして
安堵するような小さな幸せについて
読んでる人間を温かくする
小さな良かったお話満載。

例えるならば・・
人の笑顔見て自分も笑顔になるような
そんな感覚のエッセイっていいですね。

些細だけど輪郭をもってクッキリした幸福ってものが確かにあるんですよね。

象徴的で印象に残った言葉。

「・・それがどんなにちっぽけな自由であっても
 こんな幸せなことがまだ味わえるなんて
 すばらしいからこそ来年もこの世にいたいなと思う。」

これが最も心に残った一文でした。

日常ってアンテナを張ってないと
何となく過ぎてしまう
そんな日常の繰り返しは勿体無い。

そこに幸福と言うものを見出すことが出来るのか?
ここが人生を楽しむポイントかなぁ~と思う。

日常に埋没するとそれを忘れてしまい
心が硬くなっちゃいますよね。

エッセイを読んでると
硬くなった心が解れるような
そんな気持ちに満たされる

本棚に残して置きたい一冊。