実家に引き込もり自堕落な一子
出る戻りの妹と大喧嘩の末
一人暮らしして生活を始めるが・・。
これは静かに胸の奥が疼くそんな映画とは意外でした。
一人暮らしして働き出すんですが
自堕落は変わらず愛想なし
職場の人間もカス具合が実際居そうな人々
失踪するは店長が鬱で退職、本部の人間も一癖あり
客も沢山居そうな変わり者達・・
しかしながら・・
こんな生活の中でやはりボクシングしながらも燻ってる男と出会い動き出す人生。
人って何が対象であっても
夢中になるもの存在こそ人生の鍵ですね。
その男が行方知れずになるが
彼女自身がボクシングに嵌り
体を絞り、顔つきも体も締まり
同じ職場でも見違えるようの変わる日常と人生。
セリフの少ない一子を体と表情で表現する
安藤サクラさんは素晴らしい女優ですね。
一子を演じるいぶし銀の演技は感動すら覚えました。
試合でボコボコになり口からダラダラ流れる血に腫れ上がる顔
そんな試合を
「一生懸命なヤツを見るのはイヤだ」とか言いながらもあの男は見に来てたシーン。
あの帰り道のシーンは心に左フックのインパクトがあったなぁ。
ちょっといい作品を発掘。