風の音だけが週末のConversation

一粒の砂に世界を求め 野の花に天国を見出す 掌の中に無限を捉え ひと時のうちに永遠を築く この詩のように生きたいな

『スタンリーのお弁当箱』

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4年生のスタンリーは家庭の事情で弁当を持ってくることができない
クラスメートたちは自分たちの弁当を少しずつスタンリーに分けてあげようとするが
意地悪な国語教師ヴァルマーに叱りつけられる。

就学出来ず、児童労働に従事する人間が
1200万人もいるとの記事が映画のエンディングにありましたが

嘗ての日本も同じだったと聞くし
世界では今も多くの未就学児童がいることと思います。

そんな中でも理不尽で傲慢な教師への
少年の目の悲しげな目

クラスメイト抗議の目
あの目ですべてを伝えるシーンは胸にグッと来ました。

お弁当に話を移すと
何段にもなってる
手の込んだ美味しそうなインドの弁当を持ってくる子供との格差社会


そんな中でもクラスメイトの少年の思いやり
分け与えるシーン

そして少年がチャンスを掴み
悲しい現実に夢と希望を持って生きるのには
素直に胸を打ちました。

この映画とは直接関係ないけど
教育環境ってことで思ったのがー

フランスへのテロの問題は
ISとの思想の問題だけじゃなく
中東にある貧困と格差、教育と環境が根っこにあるような気がします。
食えなくてテロリストになったり
手先になる人間も多いんじゃないかな?

この映画であったような
大人が見て見ぬ振りする世界だけど

子供たちの周りの相手を気遣う気持ち
そこに全ての解があるような気がします。