風の音だけが週末のConversation

一粒の砂に世界を求め 野の花に天国を見出す 掌の中に無限を捉え ひと時のうちに永遠を築く この詩のように生きたいな

2015年 鑑賞映画 アワード

鑑賞した映画を振り返ってみました。
整理ついでにアワード!

###最初は心を揺らしたベスト オブ ベストに輝くのは###

『アバウト・タイム~愛おしい時間について~』
この物語は涙あり笑いあり
シリアスも苛立ちも含め人生を肯定的にする心
観終わった後の温かな気持ちと日々の輝きに感謝

### ベスト脚本 ###
『紙の月』
「いく所に行く」落ちる甘美さは危険
宮沢りえの演技もよかったな。
あのオチがこれまたよかった。

### ベスト 泣ける###
『道』
「この石ころだって役に立つんだよ。」
ピュアな心に刻まれた言葉。
ここから数年の月日・・・。
ザンパノの嗚咽のシーン。
伝わらない想いとすれ違い。
泣ける。

### 心に残る 志###
『TAKING CHANCE/戦場のおくりびと
死者に対して敬意を払う姿は崇高でなくてはならない。
自分を超えた存在と死者への敬意に凛とします。

### 美しい映像 ###
アンナ・カレーニナ
ロシア文学の世界を美しくも儚く表現
悲劇が美しく儚い!

### ベスト青春映画 ###
これ好きです。
ベストの次点ぐらい好み!
『ウォールフラワー』
誰にでもある青春って時期
いいことばかりじゃないけど
振り返るとだけども、輝いてたのかも?
過ぎてみて初めて分かるけど・・
そんな青春の無限だと思ったあの時を感じる作品。

### ラブコメ ###
笑いに感動。後味よしラブコは不滅なジャンル。

『おとなの恋には嘘がある』
アメリカ映画ってラブコメが上手いのなんの!
会話のユーモラスさの中にも皮肉や哀愁
愛ってものが含まれ
人の温かさがその中にあって観てて気持ちいい

### ベストアクトレス ###

『百円の恋』
人って何が対象であっても
夢中になるもの存在こそ人生の鍵ですね。
安藤サクラさんは素晴らしい女優




あー感動はいろいろとあったな。
物語じゃないと伝わらない想いってあるよね。
映画っていいなぁ~
来年もいい映画に出会いたい。
まだまだ賞作りたくなりましたが
これにてアワードは終了。

以下エントリー作品

ブルージャスミン
  人の弱さと似非セレブを皮肉を込めて
ウディ・アレン監督らしい人の真理をついた秀作。

『アーティスト』
映画がどんな形になったにせよ
人の心を魅了し続けることには変わりないー。


風立ちぬ
  消えてしまう飛行機雲の儚さと命と情熱はー

『マーガレットと素敵な何か』
自分のあの頃に思い描いた夢。
立ち止まってもう一度振り返ると
素敵な何かが見えるかも知れませんね。

沈まぬ太陽
飼い慣らされた日常に喝!
この作品の熱い男はきっとあちこちに居ますからね。


グランド・ブダペスト・ホテル
独特の色彩の濃い美術が印象的

『ことの終わり』
「嫉妬は欲望」であると
「偶然はなんらかの意思をもって起こる」とー。
まさに神がそれぞれに与えた試練だとしか思えない物語。
愛と言う言葉は一緒であっても
全く異なる"かたち"があるものですね。

男と女の不都合な真実
笑えながらも、鋭い皮肉や風刺が効いてて大人の笑い。

『LUCY/ルーシー』
脳が100パーセント覚醒したならば・・
創造を超えた想像にゾクゾクです。

her/世界でひとつの彼女
それを考えるとこの結末の恐ろしさ
最後にして最大の現実世界の洗礼は
すさまじく心が揺さぶられるんじゃないだろうか?

ウルフ・オブ・ウォールストリート
 逆にカッコイイぐらいの汚れっぷりー

天国の口、終りの楽園。
やっぱり痛みを伴った切なさって青春を感じるな。

あの頃ペニー・レインと
人は痛みを伴ないながら成長し
それを幸福に変え生きる術を学ぶ。
青春って過ぎてから振り返って想うものですね。

約三十の嘘
密室の謎とそれぞれの動機
仕掛けを想像するワクワク

『なんちゃって家族』
この偽装家族が様々な試練に遭い
喧嘩して毒づきながらも
偽装が偽装でなくなるような絆で繋る

『2ガンズ』
 御都合主義のイケイケドンドン何も考えないで観れる爽快観

『セッションズ』
 人の可能性と善なるものを感じる作品でした。

カラスの親指
 ラストの謎解きで心に引っ掛かってたものが解消

アメリカン・ハッスル
自分に都合のよい嘘を信じてしまうものなんですね
人は信じたいことを信じる。
都合のよい嘘の方が心地いいものなんですね。


キャプテン・フィリップス
 突き付けられた現実が迫って来る作品。

『共喰い』
  剥き出しの強烈な人間も今では生りを潜めて・・

カノジョは嘘を愛しすぎてる
   そんな運命を信じるような強い気持ちってー

キッズ・リターン 再会の時
心を支えるのは人の期待!?
時代に流されない強い心って簡単じゃないんだよね。

宇宙兄弟』 
やっぱり生きるのにはロマンが大事だと実感。

謝罪の王様
滲み出る人柄と事実
謝罪の立場にある人の心の内が透けて面白いですね。
コメディの姿を借りた鋭い社会風刺にこそ真実を浮彫に。

サイドウェイ
人って出来事と出来事の間を埋める行為に
閃きやモーメントが生まれるものなのかも知れないですね。
希望を持たせるラストシーンが素敵。

超高速!参勤交代
知恵者の家老・相馬と聡明な藩主・内藤がいい掛け合いをして笑いを誘い
人情によって難問を乗り越える姿と徳川吉宗のお沙汰。

『ミッシング ID』
ヒーローに成り切り
黒幕を捕らえる
鮮やかなエンディング!

『人類資金』
奇跡の経済復興した日本の闇歴史ってものがあるならば
この闇に焦点をあてて膨らむ妄想
映画の楽しさってこのイマジネーションを刺激されることが
そのひとつじゃないですかね?

『リーガル・マインド~裏切りの法廷~』
欲望と陰謀の渦巻くリアル世界でも
正義が正義として勝つ世界を祈って止まない

『フューリー』
圧倒的にリアルでグロテスクな世界を体験し
想像する心は別のものを生み出す。

『オー!ファーザー』
複雑な事情や想いはありますが
大切なことはいつもシンプルなんでだって心から思う物語。
信じ現状を受容する人間関係って美しいよなぁー
「現状を受容出来るのが男だ」

『複製された男』
這う蜘蛛の不気味なシーンやラストのここで??
映像の重さと意味深なカットはこの為のものかいな!
カルト的な映画

単騎、千里を走る。
古き良きノスタルジーな思い出と重なる。
そんな郷愁に思いを馳せるのもいいもんで
古き良き時代を懐かしむのも悪くないな。

思い出のマーニー
マーニーの想いが
時を超え場所を超え繋がる絆!
作品中の月明かりのように
鮮やかに杏奈の心の闇を照らすようでした。

ジャージー・ボーイズ
仲間を最後の所で信じれるのは
ニュージャージーの貧しい時代に4人で必死に生きた証があるからこそなんでしょうね。
最初の全米ヒットチャート一位になった曲「シェリー」を
街灯の下で歌うハーモニーは鳥肌ものの超クール!

『ジゴロ・イン・ニューヨーク 』
肯定、否定や御意見も
やり方を変えれば
強く訴えて心に残るものを伝えることが出来る。
表現する才能にも感嘆。

『余命90分の男』
誰もが分かってるのに出来ないこと
死についても、感情の表現についても
表現しお互いが理解することも人生において大事なんですよね。

『スタンリーのお弁当箱』
少年がチャンスを掴み
悲しい現実に夢と希望を持って生きるのには
素直に胸を打ちました。

ショコラの見た世界
空想してますか?
きっと世界が広がりますよ。
世界は空想することでもっと広くなる。
想像は無限だから・・。

チャップリンの失恋』
哀愁あるラスト。
愛する人の幸せをの為に
何も言わずに
切なくも優しい去り行く後姿。
素敵な物語は普遍なんですね。