風の音だけが週末のConversation

一粒の砂に世界を求め 野の花に天国を見出す 掌の中に無限を捉え ひと時のうちに永遠を築く この詩のように生きたいな

『海のふた』

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都会で夢破れ、田舎に戻って店を始めるが・・。

以前原作を読んだんですが
『海のふた』よしもとばなな
http://blogs.yahoo.co.jp/gogo_yellow_bicycle/55047425.html

この時の感想を読み返すと
ちょっとばかり映画は印象が違うな。

この戻った故郷は寂れ、地元の同級生も元気がない
そしてこの同級生は故郷を出て行くんですが

その時に主人公に浴びせるセリフ
「昔のいい時ばかり言うな出て行ったくせに・・」
残る人、出る人、帰って来る人
それぞれの思いを胸に日々を生きてゆく中で
何を拠り所にするのか?ーでかなり違って来ますよね。

物語の中で大切な人を亡くしたばかりの
はじめちゃんと一緒に
かき氷のお店を始めるんですが

はじめちゃんも心に影を持ちつつも
ここでの生活で・・・
決断するシーンは象徴的。

かき氷にこだわり
シロップも拘りのもの
綺麗に丸く盛られたかき氷。

そこにある込められた想いは人生そのもの

人の心を動かす拘り
丁寧に大切な一品。
素敵ですね拘りってー。

それが人生を支え切り開くこともあるものですから・・。