風の音だけが週末のConversation

一粒の砂に世界を求め 野の花に天国を見出す 掌の中に無限を捉え ひと時のうちに永遠を築く この詩のように生きたいな

『カエルの楽園』 百田尚樹

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新天地を求めて旅に出たアマガエルのソクラテスとロベルトや仲間達
苦難を乗り越えて、平和な国「ナパージュ」に辿り着く。
そこではツチガエルが暮らしていたが大事件が起こる・・。

物語をどう捉えるか?で立ち位置がハッキリと分かるなぁ
身近の人の感想が興味深い。
受けた教育によってや
年代によって感想が異なりそうですが

現代世界と日本を取り巻く環境を物語によって表し
警鐘を促す物語の存在はもっと話題になっても良さそうですが
都合の悪い人も多いんだろうなぁ・・

不都合の真実とでも言いますが・・。

いいタイミングで安倍政権による憲法改正が議論されるかも知れないこの時期
いい材料ですね。
憲法9条」を基本としてた
平和を唱えれば、平和が手に入ると考えていたカエルの結末。

良心的な愚かさが何を齎すのか?
自己満足の平和の先にあるものはが何であったかー?

社会と言うものは個人であっても国家であったも
基本は同じ、相対する者との関係において
成立するものであり、決して自己満足であってはならないってことだ。

この物語の力をもって、風が吹けばいいなー。