風の音だけが週末のConversation

一粒の砂に世界を求め 野の花に天国を見出す 掌の中に無限を捉え ひと時のうちに永遠を築く この詩のように生きたいな

『黒笑小説』  東野 圭吾

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皮肉が効いたブラックユーモア満載の東野 圭吾の短編集。

それぞれの短編もユニークで
すべて巨乳に見えるような「巨乳妄想症候群」やら
ネット知り合いに会うために写真と実物の差を埋めようとする「奇跡の一枚」だったり
作家が賞レースの事情やら文壇事情を皮肉った「選考会」など・・。 

スパイシーなブラック笑いを意識しての読み進むと
見えて来るものがあるんですねぇ・・・

人間の密かに隠してるブラックな部分が顔を出し
何とも・・ ニンマリで滑稽なオチといい


いい具合に、人の持つ黒い部分を
笑いに変換される瞬間!


面白いなぁー
社会を俯瞰で観ることで
笑いに素敵に変える物語のマジック。