皮肉が効いたブラックユーモア満載の東野 圭吾の短編集。
それぞれの短編もユニークで
すべて巨乳に見えるような「巨乳妄想症候群」やら
ネット知り合いに会うために写真と実物の差を埋めようとする「奇跡の一枚」だったり
作家が賞レースの事情やら文壇事情を皮肉った「選考会」など・・。
スパイシーなブラック笑いを意識しての読み進むと
見えて来るものがあるんですねぇ・・・
人間の密かに隠してるブラックな部分が顔を出し
何とも・・ ニンマリで滑稽なオチといい
いい具合に、人の持つ黒い部分を
笑いに変換される瞬間!
面白いなぁー
社会を俯瞰で観ることで
笑いに素敵に変える物語のマジック。