風の音だけが週末のConversation

一粒の砂に世界を求め 野の花に天国を見出す 掌の中に無限を捉え ひと時のうちに永遠を築く この詩のように生きたいな

『アリスのままで』

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50歳で若年性アルツハイマーとなったアリス。
記憶が消えていく中、家族や社会ととどう向き合うのか?

私も歳なのか忘れることや

思い出せないことで焦ることも増えたので
ドッキリする場面にも遭遇しリアルに感じる

もうひとつ、この病魔がリアルに感じる要素として
ジュリアン・ムーアの名演はさすがですね。
除去に悪化する様態、焦り、絶望・・様々な感情をうまく表現してる。
アカデミー賞の主演女優賞を受賞したも納得だ

迫真の演技と迫る恐ろしい病気がリアルに進行する姿
家族としても本人としても

それを覆う社会の体制としても
何れも安楽を得ることのない現実 
自分が否応なくそうなった場合を想像すると遣る瀬無くなりましたが


アリスが講演を頼まれ、話した言葉で
「・・その中で今ここで話してることが支えだ」って台詞。

築いて来たものが損なわれ未来も見えない中で
今を精一杯生きる姿。

グットエンディングとは言えないかも知れないけど
家族のそれぞれの事情や本人の意思。


現実を支えるものは”今”を精一杯生きること
それに尽きる。