風の音だけが週末のConversation

一粒の砂に世界を求め 野の花に天国を見出す 掌の中に無限を捉え ひと時のうちに永遠を築く この詩のように生きたいな

『百年法 上』 山田 宗樹

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不老技術“HAVI”を導入し不死となった日本国
しかし100年後に死ななければならないという法律“生存制限法”。

それぞれの100年法への向き合い・・。

国も人の組織も新陳代謝なくしては停滞し
やがて滅びるような気もします。

架空の世界なわけでもなく
寿命は確実に延びつつあり
高齢者の事故や刃傷沙汰も多い昨今
人生の終盤を考え
国としてだとどのような根本解決するような政策があるのだろうか?

現実的に直面しそうなIfに
今の高齢化しつつある日本の問題点がダブル。

生きれる可能性があるのに
敢えて死を選ぶことは考え難いが正当性はあるのか?

永遠のようで人生を振り返ると短く感じる生。

もしも永遠の命があるならば・・
どんな社会になり
どう生きることが幸せなのか?

どんな人間にも平等に死が訪れることは
平等であり人類の為であるんだろうな。

神が作った仕組みが
人類を永久に存続する装置であるのかも知れないですね。

さて、下巻どんな結末に展開するのか?