風の音だけが週末のConversation

一粒の砂に世界を求め 野の花に天国を見出す 掌の中に無限を捉え ひと時のうちに永遠を築く この詩のように生きたいな

2016年 今年もいろんな映画観たもんだ!マイ映画鑑賞アワード!!!

今年も数々
思い出すと映画に勇気と希望、共感に夢や癒しの数々・・。
そんな今年の映画を振り返りました。

◆最初はグットセンスで印象的賞

『コーヒーをめぐる冒険』

主人公、ニコがセリフでこう言います
「何だか違和感があるんだ」
そんな一日を締めくくるコーヒーはきっと味わい深いんじゃないかな?
無性にコクのある美味いコーヒーとジャズが聴きたくなる映画。


◆笑いも後味のよいラブコメ映画賞

『あと1センチの恋』


相手に心を伝える事の大切さに気付くシーン。
温かないい気分になる後味のよい物語は心のオアシスだな。

ラブ・アクチュアリー

ラストのクライマックス向かって
動き始めるそれぞれの人生。
いいなぁ~と素直に寒い冬に心温まり元気も出る。
愛の力は多くの人を救うって信じたくなる物語。
”愛”ってなくてはないものを感じます。


◆ドキドキが納まらない賞

『セッション』


狂気に迫る天才の指導とそれに答えそれを上回るような野心は
恋人とも別れ親族とも喧嘩し
人生を投げ打って全ての力を費やす熱い魂。


これは良し悪しやら成功とかそんな次元じゃない!
全てを超えた応酬のセッション
ラストシーンは伝説になるでしょうってぐらい衝撃
 
◆ベスト女優賞

アリスのままで

ジュリアン・ムーアの名演はさすがですね
アリスが講演を頼まれ、話した言葉で
「・・その中で今ここで話してることが支えだ」って台詞。
築いて来たものが損なわれ未来も見えない中で
今を精一杯生きる姿。

◆構成賞

『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』

その前に舞台で死亡しててラストは死後の世界なのか?
いろいろと考えてしまいますね。
娘の笑顔から考えると・・。
彼は成功後の空虚な世界から解放されて
安住の世界へ旅立ち
そらに舞い上がったと考えてるんですけど・・どうなんだろうなぁ。
観ながら心に引っ掛かかり胸騒ぎがして
揺さぶられるぐらい心に作用する素晴らしい作品。


◆総合ベスト賞はこれ!

6才のボクが、大人になるまで。


時間の流れをを旅するかのような人生で象徴的なシーン。
「どうしてみんな“一瞬を逃すな”って言うのかな
私は逆だと思うの...一瞬は私たちを逃さない。」
そしてこう語ります。
「分かるよ。時間は途切れない。一瞬は常に今ある時間のことだ。」


それぞれ思い出深い映画の数々。
来年も素敵な映画に巡り合いたい。

◆以下エントリー作品
ブログ内検索で詳しいレビューは観れます。
それぞれ思い出があるものですね。

『ぼくたちの家族』

この”絆”って書くと軽いけど
ここに至るには長い歴史と本気で向き合った関係性がないと
そうならないものですもんね。


『コール・ミー・クレイジー 5つの処方箋』

それを丁寧に演じる役者のすばらしさが光る作品。
ささやかだけど傷ついた者にしか分からない
温かな気遣う心の連鎖が良かった。
人の心の温かさの連鎖を信じたいな


『嗤う分身』

何ともカルト臭漂う映画だったなぁ・・。
無理やりまとめると人は自分と真逆の人間を妄想し憧れ
妄想に嫉妬し破滅を迎える!?

『イフ・アイ・ステイ 愛が還る場所 』


同じ願いを一つに出来る空間と愛する人
そこに希望があるものですね。
愛する人を考える物語。

『天才スピヴェット』


旅することの意味の一つは

誰しもが経験する成長を齎すものですね。

『ソロモンの偽証 前篇・事件』


裁判にまで至らない前篇。
ここで終わりって所でCMならぬ
エンドロールでしたが後篇が待ち遠しい気になった。

『ソロモンの偽証 後篇・裁判』


それを裁き正義がすべてではなく
赦すことが今後生きて行くのには大事ではないだろうか?
このふたつを強く感じた作品でした。

そこのみにて光輝く


呪縛のような負の何かを選択してしまう人生
どん底でもなんでも”そこのみにて光輝く

ホットロード


誰しもが経験あるだろう_人との折り合いに悩む青春の孤独。
学校や社会、家庭への不満
先の見えない未来への不安
あぁー過ぎてみれば青春だなぁって思うんですよね。


アメリカン・スナイパー


アメリカにおけるリアルな問題が描かれてて
日本人の私をも残された家族や心に傷を負った兵士たちの長く悩まされる苦悩の日々が
リアリティを持って重く確りと心に沈む衝撃。

アナと雪の女王


真実の愛を手に入れて世界を変える物語の力
見事に表情豊かに描かれるCG
美しい背景画像 
キャッチーな劇中歌・・
子供にとってヒロインへの永遠不滅の憧れかな? 

『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』


このラストのあっけなさと 
埋められない心の隙ってのは
通じた愛情で結ばれてないってことなんでしょうね。


スティーブ・ジョブズ

コピーには「最低な男が最高の未来を創った」とありますね
人はそこから何を夢見て
何を想像し創造するのか?
天才の見た世界や製品は多くの人の人生に影響を与え
時代を切り開くものですね。




ゴーン・ガール


これが恐ろしいことに頭脳と人間性って比例せず
どんなことでもして思い通りにする才能って存在するんですよね。
アメリカ社会的と言いますか・・
どんな手でもルール内での勝者はすべてを手にする世界。

駆込み女と駆出し男


想いを成就する姿は清々しい。
何とも小気味よい時代劇なんだろう。

『ブルックリンの恋人たち』


弟が夢中になる音楽を辿る場面
母親と子供の頃に聴いた音楽を一緒に聴き懐かしむシーン
音楽の力ってものを目の当たりして
自分を振り返ると確かにある音楽の力!

オール・ユー・ニード・イズ・キル


しかし途中でその戻れる能力を失い
一回限りの人生となると
人生は緊張感を増す。
我々はそうなんですよね。
この時間は唯一無二。

イニシエーション・ラブ


このカラクリを客観的に時系列を遡り
ラストでフラッシュで流れるシーンがあるけど
こんな映画ならではの試みで面白いよね。
このイニシエーション(通過儀礼)は考えたら
学生から社会人への恋人から夫婦への
人としての困難人生の選択への通過儀礼なんだなぁ

龍三と七人の子分たち


さて、お話しですが
年老いて家族からも社会や敵対する勢力からも
蔑ろにされることを逆に強みとして
何でもOKのストーリーは昭和のたけしコントを詰め込んだような作品で
これまた正直センスに時代を感じる内容。
ちょっと辛いかな。

『ブルー・リベンジ』


観てて痛快ってわけでもなく
この血みどろさ、泥臭さが人間ってものなのだろう。
執念深く渦巻く心の闇


『マッドマックス 怒りのデス・ロード』

尽き抜けたシンプル映画で梅雨空をぶっとばし!
痛快な気分になりたい人は必見! 
この突き抜けた設定を実写にする技術は半端じゃないハリウッド!



『白河夜船』


自分の痛みには敏感なものですが
人の痛み感じる心を忘れてないだろうか?
そっと寄り添う映画でした。

『SHORT PEACE』


クールジャパンって海外に宣伝してるひとつの柱であるアニメーション。
なるほど和をテーマにしながらオリジナリティーある作品群。


『バケモノの子』


”絆”とは血が滲むようなぶつかり合いの中で
確かなものへと昇華するものであると確信する。
孤独が人を成長させるのだ。 

『悼む人』


人は悼むことで自らも癒されるのだ。
先人たちの生きたことに耳を傾け
多くの静かに死者の為に祈る
直向きな姿にも癒さる連鎖。
悼む行為の先にある世界を想像する。


『海のふた』


かき氷にこだわり
シロップも拘りのもの
綺麗に丸く盛られたかき氷
そこにある込められた想いは人生そのもの
人の心を動かす拘りは丁寧に大切な一品。
素敵ですね拘りってー。

進撃の巨人 ATTACK ON TITAN


手が吹っ飛び、人が生きたまま食われる
人が潰されるエグシーンは
上手く?不気味に映像化されてて
さすがにR12指定で子供は閲覧禁止なわけだ・・
この特撮は必見の美点
しかし、あの壮大な壁と裏に潜むであろう陰謀が
ひとつも分からず次回作に続くって・・。


進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンド オブ ザ ワールド』


しかし、死んだと思ったら、まだ生きてんかい!とか
なぜ、ストーリー展開への
必然性と繋がりが弱いのでラストへの結びが弱くなるんだよねぇ・・
昔のような特撮ブームって来たら面白いのになー。
映像の世界の限界が広がる
そんな期待が膨らみました


おみおくりの作法』


人を大切にする社会
幸福で死ねる社会ってものを優先することは
生を優先することでもあるのだ
家族に接するシーンで心を通わせるのは
物質じゃない心なんですよね。
心無い社会の先にはあのラスト墓には訪れない。
やはり心あっての人でありたいですね。

『ヘアスプレー〈2007年〉』


体だけじゃなく人の心を動かすにはやはりダンス
理不尽を訴えデモする数倍も歌って踊る効果はある。
きっと直に心に響くからだろうね。 
爽快な気分になる映画


雲のむこう、約束の場所


二人の少年と少女の青春の思いが話の核になり
あの頃、信じたの夢と過ぎた日々と
伝えたかった思いの交錯する物語は
新海作品らしく美しく儚いすばらし作品


『ランナーランナー』


あなたは何に人生を賭ける?スリリングな逆転の勝利を夢見て
人は賭け続ける愚かな存在かもしれないけど・・
大博打に挑む痛快ストーリー。


グラスホッパー

物語中に密集して育つと黒く変色して凶暴化するというトノサマバッタ
実は人間は昆虫と変わらないのかも知れないね・・。
日常の背後に潜む闇の世界が緻密に違和感なく
スリリングな映像が流石!

『愛の渦』


朝が来て解散になり
カーテンを広げ朝日に包まれる部屋の日常世
服を着替え帰る道
男女の勘違いと欲望を服の下に押し隠し
人は日常を生きてる
不思議で滑稽な生き物なのね・・。

マップ・トゥ・ザ・スターズ


何もない上にある暮らし
裸の王様自身は恥ずかしくないんでしょうけど
滑稽なプライドの上にある城はあってないようなもの・・。


『ナイト・チェイサー』

しかしこの犯罪者だけじゃなく
人って誰しもある種の罪を背負いながら生きてるからなぁ・・。
誰しも清算させられるんですよね
人生において・・。
いい教訓となりました^^;


『わたしに会うまでの1600キロ』

ひとり山で美しい風景と過酷な自然の中で
向き合う時間は誰しもが必要であることと 
本当に大事なことは体験の中でしか学べないこともある
そんな経験し乗り越える意思さえあれば
きっといつでも誰でもやり直せるんじゃないだろうか?
日々そんな憧れと希望を持って生きよう!
歩いた道の先にある風景を観よう

パーフェクト・ゲッタウェイ


ここらのギャップとラストのどんでん返し
映像がフラッシュバックして種明かしするんですが
これまた効果的に計算されてるし
美しい島に掛かる虹のように
人はどう観るかを試されてるな。

マイ・インターン

包容力ある仕事の運び方や人との関係の在り方は
同僚を始め関係する人間の心を自然体で変えて行く。
人生のインターンは彼女だったんですね。
人が人の幸せを願うっていいな。




ウォール・ストリート


逆に少し見える人としての”おとしまえ”と言いますか
筋ってのがこれまた人の生き様なんですよね。
生き残る人間の綱渡りのようなスリリングさ
自分も己の可能性を試したくなる衝動にも駆られるんですねこれが


『ヴィンセントが教えてくれたこと』

聖人とは何か?
人とは欠点もあるがそれが人であり
聖なる行いのが出来る人がそのまま聖人ですよね
それを周りに気付かせる瞬間
ビンセントを取り巻く世界は一変する。
あのシーンは感動的だった。


『ピエロがお前を嘲笑う』

ラストのどんでん返しとヒントとなる言葉
「信じたいことを人は見る」ものですね。
角砂糖・・なるほどです^^;
ドイツ製サスペンス。


トニー滝谷

人の孤独や闇をどやって映像にするのか?
かなり困難の予想される作品ですが
これをイッセー尾形宮沢りえがほぼ二人だけで演じる映像も特出すべきだけど
カットや構成、音楽に映像のトーンまでも
心の暗部を見事に描く力は絶賛したい。