今回はヤンキーに暴走族のヘッド、ホストに嵌る女
ストーカーにヤクザと闇の人間が金に群がり交錯する
真鍋昌平のコミック映画化第二弾。
自分さえ良ければよいって
身勝手なロジックで生きてる人々の欲望を満たすことの出来るツール
”金”を欲望の最先端の闇で生計を立てる男のスリルと危うさ
人の欲望は様々ですが
仲間を裏切り、人の不幸を顧みることなく
己の欲望に忠実に生きる登場人物のクズ具合が痛快でありながら滑稽。
誰しも少しはあるような嫌な部分が
金によって白日の元に晒され
恥じらうことなく生きる彼らのエグサ
結末の悲惨さがこれまたリアルに感じる。
常識を気取った一般人も
何かの切っ掛けで金の魔物に憑りつかれたら
無事では済まない猛毒。
「５円でも大切な金だろ。それを拾わなきゃ、やり直せないぞ！」
ウシジマ社長のセリフですが
人生はそう言うものですよね。
でも、出来ない。
これまた人の業。
人って摩訶不思議だから面白いのかも。
