夜になると、僕は化け物になり学校へと忍びこんだ。
そこにはいじめられてるクラスメイトの矢野さつきがいた・・。
「君の膵臓をたべたい」で涙し
「また同じ夢をみていた」でワクワクとしたなぁ~。
最新作「よるのばけもの」に期待しハードルも上がってましたが
確りと期待に応える作品でした。。
今回はいじめがテーマでした。
思い出すと、学生時代にエグイ感じのいじめはありましたが
私は傍観者の一人であったな・・。
関わらないことで生き延びる
その空気ってのに従属した過去は恥ずかしいものです。
スクールカーストと言われる強固な壁に押し戻された感じもあったけど
幼き頃はそれが世界の全てだったなぁ
それを思い出すとその重さに胸が痛む。
矢野さつきが教師から言われた言葉で
「大人になれば、少しは自由になる」
教師からの言葉だと冷淡にも感じるかも知れませんが
私はこの言葉を希望の持てるいい言葉だなぁ・・って感じてました。
作品中でも矢野さつきはこの言葉に助けられてたなぁ・・。
言葉のように少しは自由にはなったけど
結局、会社の中でのカーストは確りと存在し
日々、細やかな矛盾と格闘する毎日は続くことになるとは何ともな現実
話が逸れちゃいましたが
ラストシーンの勇気
胸に刺さった棘が少し抜けたような気分でした。