わずか1週間の昭和64年に発生した少女誘拐殺人事件・通称「ロクヨン」。
事件は未解決のまま14年の時が流れた。
捜査にもあたった三上義信は、現在は警務部の広報官として働き
政治的な調整業務に追われてたが・・。
平成に変わるニュースの影に隠れた事件
それぞれに重荷を背負い生きた14年の真実と
私生活、別の仕事に追われ消耗する身心
背負った荷物の重み
14年の年月がずしりと来ます。
これが活きてるのももキャストがいい。
豪華な顔ぶれ佐藤浩市、綾野剛、榮倉奈々、永瀬正敏、三浦友和、奥田英二・・・。
それに加えて話もいいし映像もいい
映画って総合芸術って言われるのが納得です。
さて、お話しですが
刑事から広報官で中間管理職として存在
ピラミッドの警察機構では自由のない厳しさと
記者クラブとのやりとりは
遣りたいことと遣らないといけないことの
心のかい離を想像すると辛いだろうなぁ。
そんな中、やり残した14年前の事件の新真実を知ると
正義とは何かやるせない気持ちに拍車が掛かりますよね。
ひとりの人間の心にも複合した想いがあるのに
複数の十字架を背負ったそれぞれが人生で再び交錯すると
何をすべきなのか?
深い世界に引きずり込まれました。
ラストに巻き起こるそっくりな事件
さて、この続きは!?
このスリリングでヘビーな世界をタフに生きたるには
解決が唯一の望み
楽しみだなぁ~後編!