風の音だけが週末のConversation

一粒の砂に世界を求め 野の花に天国を見出す 掌の中に無限を捉え ひと時のうちに永遠を築く この詩のように生きたいな

『ぼくとアールと彼女のさよなら』

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高校生グレッグは友人アールと名作映画のパロディを作る毎日を送っていた。
ある日、母親から同級生のレイチェルが白血病であることを知らされ
自分自身のオリジナル映画を作ろうと決意するが・・。
サンダンス映画祭でグランプリを受賞作品。


「君の膵臓・・」を思わせる作品ですが
これまた日本とアメリカの文化の差といいますか
個の違いと言いますか
それぞれの寄り添い方が違うものです。

興味深いのが心の深くにある相手を思う心は
どの世界でも共通して美しく尊いってこと

限りある命の中で
未来に希望を持って戦おうとする姿を望むグレッグと
受け入れて静かに友人の未来を思うレイチェルとの心の開きがあったり

グレッグとレイチェルが心を通じ合い
しかし、別れが決まった、絆はあまりにも切ないですよね。

教師が言うセリフ

「後になって個人を知ることもある」

まさにその後、知る事となるレイチェルの知らなかったこと
多くの思い出が詰まった部屋や作品

病室のシーンといい
今書きながらでも回想すると泣けて来る。

いい映画って、後々になってもいろんな想いが巡って来るものですね。

日本劇場未公開は勿体ない作品。