風の音だけが週末のConversation

一粒の砂に世界を求め 野の花に天国を見出す 掌の中に無限を捉え ひと時のうちに永遠を築く この詩のように生きたいな

『やめるときも、すこやかなるときも』 窪 美澄

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家具職人の壱晴はトラウマの原因は隠して生きてきた。
桜子は困窮する実家を支えて恋と縁遠い日々。
そんなふたりの出会いの行方は・・。

マイナーですが今年良かった作品で一位、二位に来る作品。

誠実に生きることの真っ当さを丁寧に描かれてて

多くを語らない中にある情景に想像が膨らみ
語られない背景や心情を心に落とし込む

映像が現れその世界に心を動かされる。

短い一言に心が動く
印象的だったのが

結婚相手になるかも知れない人へ


本人ではなく、親しい人から相手に
「宜しくお願いします」の言葉を送る。

それは・・。
「大事な人を大切にして貰いたいって気持ち」

いいですね。
相手を思いやる気持ち

大げさでドラスティックな仕掛けはないですが

心には大きく、静かに、感動的に
しみじみ、日記を書いてて振り返る。

誠実な生き方に癒される。

素敵な作品を思い出しながら・・・
第二の舞台となった松江を丁寧に散策したくなるような作品。