家具職人の壱晴はトラウマの原因は隠して生きてきた。
桜子は困窮する実家を支えて恋と縁遠い日々。
そんなふたりの出会いの行方は・・。
マイナーですが今年良かった作品で一位、二位に来る作品。
誠実に生きることの真っ当さを丁寧に描かれてて
多くを語らない中にある情景に想像が膨らみ
語られない背景や心情を心に落とし込む
映像が現れその世界に心を動かされる。
短い一言に心が動く
印象的だったのが
結婚相手になるかも知れない人へ
本人ではなく、親しい人から相手に
「宜しくお願いします」の言葉を送る。
それは・・。
「大事な人を大切にして貰いたいって気持ち」
いいですね。
相手を思いやる気持ち
大げさでドラスティックな仕掛けはないですが
心には大きく、静かに、感動的に
しみじみ、日記を書いてて振り返る。
誠実な生き方に癒される。
素敵な作品を思い出しながら・・・
第二の舞台となった松江を丁寧に散策したくなるような作品。