長崎でサラリーマン生活の ゆういち。
一緒に暮らす母が認知症に日に日に深刻化し、それはやがて彼の手に余る事態に発展してしまう。
ゆういちと母の心の交友とは・・。
自分も歳をとり同じ様に親も歳をとる。
いずれ生活も困難なほどに衰えた時
自分はどうするのか?
悲観的になりそうな将来に対して
この物語は大変で困難な状況と
母親の抱えた決して忘れることの出来ない過去の出来事を交錯させながら
誰しもが抱える人生の願い。
辛いこともあるけど、そこで笑いのあるシーン
年を重ねる自分の未来へのネガティブだけじゃない前向きなメッセージを感じる
不安を凌駕し希望が心を支配する未来
心を支える明日を感じる作品は
時間を経て心に染み入る。