風の音だけが週末のConversation

一粒の砂に世界を求め 野の花に天国を見出す 掌の中に無限を捉え ひと時のうちに永遠を築く この詩のように生きたいな

『海賊とよばれた男』

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石油が戦後の復興には欠かせない時代
石油業の販売に尽力した男の不屈の闘志と戦いの人生とはー。

原作も素晴らしく、当時の日記を思い出す。
海賊とよばれた男
https://blogs.yahoo.co.jp/gogo_yellow_bicycle/MYBLOG/yblog.html?fid=0&m=lc&sk=0&sv=%B3%A4%C2%B1%A4%C8

資源を切っ掛けに戦争となった戦後
やはり資源を巡ってGHQの横やりや同業者の談合や団体。
その中で信じた正義と突破する嵐を呼ぶ男
海賊とよばれた男の生き様を考える。

幼き頃、出光のガソリンスタンドへ遊びに行ったものですが
会議室に掛かったタンカーの写真を覚えてます。

あの頃に見たタンカーの写真は人の熱き想いが詰まったものだったんですね
今になって想うけど・・
あの誇らしく掲げられた額に入った写真の意味は
間違いなく出光だけではない国の誇りだ。

VFXも素晴らしくリアルで
タンカー映像や焼け野原の東京の風景もリアルで世界観を盛り上げるし 
イランの石油を輸入しようとした日本へイギリスの軍艦が拿捕に向うシーンに象徴されるように
現場の駆け引きや国内の戦い内も外も敵だらけの中において
それを支える妻の姿、屈しない信念を持った男達の気概を感じると胸が熱くなる。

この見えない拘束や支配体制や体質は現代にもありますよね。
日本で言えば・・相撲界が浮かんだのは私だけだろうか?
隠ぺいと内部の談合、圧力、一方的報道
真実は何なのか?大義はあるのか?正義とは・・?

「國岡のモンよぉ!油持って来たけぇ」
「いっちょやってやろうやないか!」
威勢のいい主人公の言葉を思い出す。

時代を超えて熱き魂
ひとつの企業が日本を背負ったぐらいの気概を持って生きた男
未来に繋ぎたい物語。