風の音だけが週末のConversation

一粒の砂に世界を求め 野の花に天国を見出す 掌の中に無限を捉え ひと時のうちに永遠を築く この詩のように生きたいな

『モダンタイムス』 伊坂 幸太郎

イメージ 1

システムエンジニア渡辺拓海は妻から浮気を疑われ謎の男に尋問される
仕事も謎のプログラムと依頼者。
上司や同僚を襲う不幸。
彼らの共通点と結末は!?

鬼嫁から雇われた男から「勇気はあるか?」と聞かれ
職場の同僚は謎の失踪
仕事も謎は深まるばかりの展開で途方もない所へ

話が発散する所から収束して行くと言えばいいのか
拡大して行くと言えばよいのやら・・。

そんな話ですが、教訓があるならば・・

大きな陰謀を細かく分業することで
それぞれは何も分からないシステムは現代と同じ世界であり

我々の悪意なき悪や悲劇の背中を押したりと
「善悪なんて、見る角度次第」であると鬼嫁の台詞もありましたが

人を俯瞰して観ない限り
そのことに気付かないものですよね。

伊坂 幸太郎と同じ名前の登場人物の井坂好太郎は嘯く
「人生は要約できねえんだよ」って言葉もあったな。


システムは人をパーツとしてしまい思考を奪うが
心地良い場所なのかも

真実を知りたいのならば「勇気はあるのか」ってことかもー。