風の音だけが週末のConversation

一粒の砂に世界を求め 野の花に天国を見出す 掌の中に無限を捉え ひと時のうちに永遠を築く この詩のように生きたいな

『人工知能の核心 (NHK出版新書 511)』 羽生 善治

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NHKスペシャル『天使か悪魔か─』の取材を通し
天才棋士の羽生 善治さんが人工知能と向き合い語る。


AIスピーカーが各社から発売され
いろんな家電や会社に導入されようとする人工知能と言うものの本質とは何か?
興味が湧き読んでみました。

最初に面白いと思ったのが
対局を前に人は局面においてイメージから入るらしいのですが
イメージするのはAIには不得意で全く違うアプローチで対局してることや

強くなるのは引き算の思考が加わった羽生さんの話など
そしてAIには恐怖がないことで、違った選択をするとかも興味深かったなぁ~

将棋や囲碁の分野に留まらず
進化の過程や思考のロジックについて語られる内容に惹かれこれまた興味深いお話の連続。

実世界ではゲームに限らず、事件データから警察のパトロールをAIが指示し
この回答はベテラン警官のポイントと回答が同じって話や

シンガポールでは不審者検索に積極的に取り入れているそうですし
文学を書くAIへアプローチの紹介だったり

多分、機能限定AIを超え、より広範囲に広がる世界は楽しみですね。

多くの人は職を奪われるやSFのように人へ危害を加えるとの恐怖を覚えてるとありましたが
私はこの進化は高齢化や少子化にある日本の多くの人を救うのではないかと考える。

人類を超えるようなAIはきっといつか出来るであろう
それは人がAIを生み出した神になる時でもある。

そんな歴史的な時に生きてる間に出会いものだ。