果子の前に死んだはずの伯母未来子が現れる。
怪しげな過去を背負った未来子は果子の部屋に居候し始め・・。
オープニングからふきげんな果子の傘を引き摺る「ガー」って音
イライラした不機嫌な顔と態度の果子演じる二階堂ふみの演技がリアル過ぎ
あの苛立ちの世界って誰もがあるものだろうけどなかなかのもの
仏頂面に感心するのも変んだけど・・。
さて、その怒りの先はどこへも向かわない遣る瀬無さ。
青春の闇とでも言えばいいのかな
果子は未来が見えるとつぶやき、どこか投げやりな日々を重ねる。
未来子は未来の分からない破天荒な生活でありながら
結局、身を隠す身であるので不自由。
過去が未来へ繋がり、未来は過去へ遡れないものー。
そんな当たり前を疑問に思うこともなく
多くの大人はそうやって不機嫌な過去を忘れてしまうのかもー。
仏頂面から笑顔に変わる日が訪れる出来事を夢見て・・。