『桜花抄』
東京の小学校に通う遠野貴樹と篠原明里
お互い似たもの同士で、次第に仲良くなるが・・。
『コスモナウト』
この島に暮らす高校三年の澄田花苗は中学二の時に、東京から引っ越してきた遠野貴樹に恋する
伝えたい想い。夏が過ぎていく・・。
『秒速5センチメートル』
遠野貴樹は東京の大学に進み就職する彷徨する虚ろな日々の先には・・。
この3篇から構成される物語
この映画を観たのは二回目
ブログって便利なもので検索すると自分の10年前に観た感想が書かれてた。
その時も感動したみたいで新海誠監督を調べて天才と書いてたがその感想は変わらない。
改めて観ると細部がより大きく深く心に響く
「君の名は」に通じるものを発見したり
別の想いが追加されまた感動するもので
いいものは時を経ても変わらないものですね。
今回加えた想いですが
星の見える空とその上にある宇宙空間の視点
時を隔てて違う道を歩む人生の道のり
二人はどこか違う空を見ていたのかも知れないですね。
空と共に風の音やセミの鳴き声、波の音や陽射し
不意に荒野で立往生する電車のように
そして風に飛ばされた渡せなかった手紙のように・・。
人生は自分の想いだけでは進まないもの
だけど真実の想いは宝物にもなる
人が誰かを想い、そして別れることとなっても
その深い経験は尊い。
あぁ~切ないなぁ。
山崎まさよしさんの『One more time,One more chance』を聴くと
この映像が頭で動き出す。