憂鬱な日々を送る独身OLの節子
姪っ子から頼まれて通うことになった英会話教室
アメリカ人講師ジョンと“ルーシー“という教室ネームで”トム”と言うおじさんと出会う・・。
コメディと勘違いして観てたので
オープニングのホームでの出来事で気分一変。
その後の精神的境界の人々。
風変りでトリッキーな登場人物や展開でしたが
主人公演じる寺島しのぶの演技の素晴らしさによって
破天荒な物語が現実的に腑に落ちると当時にハラハラと恐ろしく心に迫る。
自殺から始まる物語は切実で危うい人々が次々に登場し
何とも生き難い世の中。
何かの切っ掛けでルーシーのように
ぶち切れ突き抜けた状態になるやら分からんものー。
人の気持ちを考えずに、つい自分の内面を暴露するルーシーの姿
それが内に向かうと自分を傷付ける諸刃の剣。
精神的な危うさとラストのその後を思うとハラハラと心の奥に来る映画。