風の音だけが週末のConversation

一粒の砂に世界を求め 野の花に天国を見出す 掌の中に無限を捉え ひと時のうちに永遠を築く この詩のように生きたいな

『しき』 町屋良平

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普通に暮らす高校二年生・星崎。反抗期の弟や親
河原で暮らす友人・つくもとの関係に想う日々の中で・・。

反抗期の弟に対して成長には必要であると話すシーンがありますが
高校生の主人公にしても一人の人間として成長するに欠かせないことってありますよね。

親や兄弟や友人との微妙な関係だったり
性への関心やいろんな心に渦巻く嵐
それぞれを乗り越えて人は大人ってやつになるのだろうな。

心に渦巻いた伝えられない感情をどう伝えるのか
葛藤の数々を読んでて忘れてたこそ痒い感じを思い出した。

未だに自分は悩むことも多いけども
少なくとも学生時代よりはシンプルに考えるようになったかな。

通過儀礼と言うと素っ気ないですが
あの先の見えない嵐を忘れないことも大事かな。