歌舞伎町に本屋を開いたホストで経営者の手塚マキさん
13作の手塚マキさんの感じ方、読み方とは・・。
日々のニュース、芸術も同じものを見てもそれぞれの感じ方に個性がありますよね。
ひとりで完結してしまうといつの間にか人は驕ってしまい
他者の意見を排他的になってしまうもの
一度読んだことのある本を他の人の感じ方を書かれると新鮮でかなり参考になります。
私も読んでブログにアップした後に人の意見を検索することがありますが
同意見や異論も面白く世界が広がる読書
今回も興味深かったなぁ~
ちなみに扱ってる本は・・目次を紹介するとー。
夏目漱石『こころ』 男の「マウンティング」に巻き込まれるな
村上春樹『ノルウェイの森』 これからを生きる男のお手本
俵万智『サラダ記念日』 言葉の曖昧さを楽しむ
川端康成『眠れる美女』 「老い」は醜いのか
太宰治『走れメロス』 メロスになれない僕らの「待つ力」
東野圭吾『容疑者Xの献身』 一方的な女性観にモヤモヤ……
山田詠美『僕は勉強ができない』 「ありのまま」でいられるのが大人
平野啓一郎『マチネの終わりに』 「インテリ愛」の美しさ
又吉直樹『火花』 本音なんて伝わらない
乙武洋匡『五体不満足』 障がい者・健常者の二元論を超えてゆけ
吉野源三郎、羽賀翔一『漫画 君たちはどう生きるか』 現実は、なし崩し
林真理子『野心のすすめ』 まずは「品性のすすめ」を
西原理恵子『ぼくんち』 これからの"聖書"だ
有名な作品ばかりで
教科書にも載ってる「こころ」のマウンティング論の解釈はなるほど!って目から鱗。
時代や性別、歳や国を飛び越えて自由で豊かな読書の世界を堪能するのに
楽しいガイド本。
素敵な読書の世界へ!