風の音だけが週末のConversation

一粒の砂に世界を求め 野の花に天国を見出す 掌の中に無限を捉え ひと時のうちに永遠を築く この詩のように生きたいな

『渇き。』

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元刑事の藤島は元妻から娘・加奈子が失踪したという連絡が入る。
ひとりで加奈子の行方を追ううちに知る加奈子の裏の顔とは・・。


なんじゃこりゃ!?
暴力の連鎖に刹那的集団
警察も教師も親や友人・・誰も彼も狂気の沙汰としか思えない人々。

御託を並べる悪党や捜査の指揮する男のヘラヘラにも苛立つ
何度も死に掛けても起き上がる藤島はゾンビレベルでリアルに欠け
人の悪意や自分の都合でしか描かない一方的暴力映像。

軽さと軽快さをはき違えた映像に共感はない。

人や物語をメチャメチャにするぐらいの魔力を持った人間であるはずの加奈子に説得力がない所が致命的。

とまぁ散々な感想なのですが

禄でもない人間を躊躇なくぶっとばし
悪意が自ら滅びゆく様は納得のポイント。

平生往生って言いますもんね。