風の音だけが週末のConversation

一粒の砂に世界を求め 野の花に天国を見出す 掌の中に無限を捉え ひと時のうちに永遠を築く この詩のように生きたいな

『街とその不確かな壁』 村上春樹

高校生の男女が親睦を深める中で本当の自分は”高い壁に囲まれた街”に住むと言葉を残し姿を消す
歳を重ねても忘れる事のないその街とは・・。
壁の意味するものとは・・。
 
もうひとつの世界
そこでの思い描く理想の世界
そこにも訪れる不確定な未来
 
どう向き合うのか?
そこでの現実をどう考えるのか?
 
受け入れたくないことが、人生には数多くある。
信じたい未来と異なる損なわれる自分
 
永遠に無くしてしまったことと
触れられない魂。
 
意識すると見ようとしなかった世界が広がる
本当に望めば、深く静かな世界にある所に
人は導かれるのだろう。