風の音だけが週末のConversation

一粒の砂に世界を求め 野の花に天国を見出す 掌の中に無限を捉え ひと時のうちに永遠を築く この詩のように生きたいな

読書

『夜明けを待つ』 佐々涼子

ノンフィクション作家の佐々涼子さんによるエッセイ&ルポルタージュ作品集。生と死を見つめ続けてきた10年間のエッセイとルポルタージュから病気や宗教的な旅などが描かれている。 実際起こっている考えられないような現実の出来事の数々。 命というものの…

『「お金の増やし方のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。』 藤吉豊 / 小川真理子

100冊のベストセラーの大事なことだけをまとめた本。 新NISAで盛り上がってる?マーケットおさらいの意味でも読んでみましたがなるほどなって感じですね。 タイパが好まれる昨今。こういうのウケるのかな。 72の法則が面白かったので紹介すると二倍になるの…

『「静かな人」の戦略書──騒がしすぎるこの世界で内向型が静かな力を発揮する法』 ジル・チャン

台湾出身で「超内向型」なジル・チャン。彼女がアメリカで成功をした戦略とは?静かな人に贈る戦略書。Foreword INDIES「ブック・オブ・ザ・イヤー」特別賞 ビジネスの世界で成功する内向的な人間って居ることを知るだけでも励みになりましたがその成功への…

『恐い食べ物』 松原タニシ

事故物件に住む松原タニシさんが語る怖い食べ物のお話・・。 事故物件から生まれたサラダや死を招くオムライスピザと怪音に焼肉店の幽霊。食べ物で恐怖が生まれるとか考えもしてなかったお話 何気ない食べ物も背景には恐怖の世界から作られてるものかも!? …

『タイパの経済学』 廣瀬涼

「タイパ」とは時間対効果のことサブスクなど文化の変化する中でタイパを重視する人達の研究。 「コスパ」コスト&パフォーマンスは一般的に定着した価値観だと思うのですが「タイパ」はちょっと違和感アリ。時短で映画とか観る心理が理解出来なかったのです…

『お探し物は図書室まで』 青山美智子

人生につまずく登場人物たちがふとした切っ掛けで訪れた小さな図書館司書さんから本のセレクトと可愛い付録によって人生が生き易くなる・・。2021年:本屋大賞で2位 考えてた人生とは掛け離れた日々ちょっとした本や些細な言葉で人生が変わる瞬間ってあるも…

『赤と青とエスキース』 青山美智子

エスキースと名付けられた絵は世界と時間を経て赤と青、エスキースが奇跡のように結び付く。2022年本屋大賞 第2位 素晴らしいなぁ~!次々に結び付く物語エスキースを通じて様々な人々の姿が描かれてて時に熱情熱的であり、冷静であり、癒しでもある。絵の完…

『病気の9割は歩くだけで治る!』 長尾和宏

病気の9割は歩くだけで治ることを医者の立場から科学的に語られる。歩くことで健康へ向かうには・・。 医療や健康法って概念が固定されてないでしょうか?歩くだけ?おや?って思う事を読んで考える。読んで見ると、なるほど腑に落ちる事も多い。 確かに歩行…

『その世とこの世』 谷川俊太郎 / ブレイディみかこ / 奥村門土

東京に暮らす詩人の谷川俊太郎さんと ブライトン在住のライターのブレイディみかこさん日々の出来事や少し引っ掛かった想いを文通した往復書簡集。 対談と言うカタチではなく、手紙のやり取りは 考えたことを文字にする工程を経て伝えられる 手紙には経た時…

『あなたに大切な香りの記憶はありますか?』 阿川佐和子、石田衣良、角田光代、熊谷達也、小池真理子、重松清、朱川湊人、高樹のぶ子

人気作家8人による「記憶の中の忘れがたい香り」をテーマに書かれた短編集。 記憶と香りって関連性があるもので様々な設定やお話ですが物語に香りを感じるお話は読んでてノスタルジーを感じます。 読者も似たような経験から出て来る香りを想像して物語を香り…

『歌われなかった海賊へ』 逢坂冬馬

ナチス体制下若者たちが「エーデルヴァイス海賊団」というナチスの青少年組織ヒトラーユーゲントに対抗する若者の集団を結成し自由を求めて立ち上がる・・。 エーデルヴァイス海賊団は実在する集団だそうですが当時のドイツで真の自由を求めるって困難なこと…

『モタさんの“言葉” 』 斎藤茂太 / 松本春野

精神科医である斎藤茂太さんの癒される言葉とやさしいイラストによる心に寄りそう優しい大人の絵本。 ふと読みたい言葉や言って貰いたい言葉ってあるものでページを開くと優しい絵にぽつぽつと書かれた言葉が心にしっとり沁みる ああ、いいなってまたページ…

『ミライの源氏物語』 山崎ナオコーラ

源氏物語を現代の感覚で読むとどうなのか?当時の倫理観や 社会規範の違いを考えながら、読み方を考えたエッセイ一部、現代的なナオコーラさん訳も読みどころ。 社会規範は移り変わる。現代に置き替え視点を変えると新たに見えてくることってありますね。 時…

2023 読書アワード

先日は映画アワードでしたが今回は2023年に読んだ本を振り返る。どの本も素敵だったな。 【最優秀】から心が振り動かされたってことでは『夜に星を放つ』 窪美澄神の救いような、心の繋がり繊細で切れそうな細い糸のような星の光希望を持つのか?拠り所にす…

『しろがねの葉』 千早茜

少女ウメは命辛々で石見銀山に辿り着く。銀山の山師喜兵衛に拾われ石見で暮らすことに彼女の人生は銀山の人々と共に翻弄される・・。第168回直木賞受賞作 厳しい試練の中で辛い別れをを経ても人は生きるのは何故なのか? 亡くなった人々を想い絶望の中からも…

『謝罪論 謝るとは何をすることなのか』 古田徹也

謝るとは何なのか?謝罪と言う行為の複雑で難しさを解き明かす。 人生のいろんんな場面で謝ることが発生してしまうどう謝るかで人生は大きく変わって行くのではないだろうか? ニュースで会見する人々教師や親に怒られる子供自分の失態で迷惑を掛けることも…

『オルタネート』 加藤シゲアキ

部活で料理コンテストに挑む蓉(いるる)。高校生限定のマッチングアプリ「オルタネート」信奉者の凪津(なづ)。高校を中退し、音楽家の集うシェアハウスに居る尚志(なおし)。それぞれ向かう未来は・・。『ダ・ヴィンチ』BOOK OF THE YEAR 2021 小説ランキング1…

『温かなお皿 (メルヘン共和国)』江國香織

食事にまつわる12の物語からなる短編集。「子供たちの晩餐」「晴れた空の下で」「さくらんぼパイ」「藤島さんの来る日」「冬の日、防衛庁にて」「朱塗りの三段重」「コスモスの咲く庭」「ねぎを刻む」「南ケ原団地A号棟」「夏休み最後の日」「夕暮れ時」「笑…

『透明な夜の香り』 千早茜

一香が新しい仕事先は、調香師の小川朔の家事手伝い。人並み外れた嗅覚を持つ朔のもとに様々な問題を抱えてやってくる。香りを鍵として、それぞれの人生が展開する・・。第6回渡辺淳一文学賞受賞作 続編を先に読んでしまったのですが『赤い月の香り』 千早茜…

『赤い月の香り』 千早茜 

調香師:小川朔は香りにまつわるさまざまな執着を持った依頼人が訪れる。人々の欲望を「香り」に変える天才の下に朝倉満をスタッフとして勧誘する満を仕事に誘った理由とは・・。 人の記憶と香り見え無い様で確かに人は香りを纏い人は生きている。 生き様を…

『一万人の心を動かす魔法の言葉 この人と話すとなぜか元気が出る』 小栗成男

小栗成男の体験による心を動かす魔法のワード「愛」「夢」「挫折」「勇気」「仲間」「挑戦」「ユーモア」という7つについて語る。 小栗氏が語る夢を実現させたエピソードカーネギーホールで歌ったっことをメインに語られます。 啓発本を定期的に読むのは発見…

『君のクイズ』 小川哲

TV番組『Q-1グランプリ』決勝戦で三島玲央の対戦相手・本庄絆が問題が読まれぬうちに回答し正解した。騒ぎになるクイズ界、これはやらせなのか?辿り着いた真相とは・・。 クイズって知識を争うものかと浅はかに思ってましたが勝つ為には問題が読み終わる前…

『感情は「5秒」で整えられる 一流ビジネスマンが実践 仕事はメンタルで決まる! 』 鈴木雅幸

5000回近くのカウンセリングをしてきた鈴木雅幸さんそこから得た、挫折から立ち直るヒント自信や気持ちを前向きにし必要なこととは・・。 感情をコントロール出来るならば負のスパイラルから脱却できるのではないか?それも5秒!ですからね 現実にひと言で…

『フキダシ論: マンガの声と身体』 細馬宏通

マンガのフキダシは物語のシーンをどう表現しているのか?多岐に渡った作品を例にフキダシを紐解き、解説されるフキダシ論。 フキダシを掘り下げると奥深いものですねぇ~ 何を喋ってるのかだけではなく、どんな気持ちであるのか?気持ちのトーンはどうなの…

『線は、僕を描く』 砥上裕將

家族を失い空虚な日々の中で青山霜介は、バイト先の展示会場で水墨画の巨匠・篠田湖山と出会い。内弟子になり人生が再び動き出す・・・。第59回メフィスト賞受賞作。 奥深い水墨画の世界ですが表現することは内なる感情がないと描けないですもんね。特に水墨…

『ちょっと不運なほうが生活は楽しい』 田中卓志

一見不運なこともありますが、いい感じに次に繋げそれを笑いに変えるリアル人生を綴った笑いに涙ありのほっこりエッセイ。 学生時代から紆余曲折の人生エッセイでありながら自叙伝レベルの人生の軌跡エピソード人柄が文章から滲み出てていい感じ。 人の魂っ…

『家族シアター』 辻村深月

「家族」というテーマで描かれた7つの短編小説(1)「妹」という祝福(2)サイリウム(3)私のディアマンテ(4)タイムカプセルの八年(5)1992年の秋空(6)孫と誕生会(7)タマシイム・マシンの永遠 閉ざされた世界でありながらもそれぞれの立場や時代によって真剣に悩み…

『99%思い通りに人を動かす心理術悪人の技法』 内藤誼人

詐欺師やヤクザなどが裏社会で積み上げてきたコミュニケーション術悪人たちのみならず人の心理を応用して行う行為は効果的な技法とは・・。 ニュースを見聞きすると、まさにこの術を使った勧誘や悪事人の弱さを露呈した感じはありますが この愚かな人の仕組…

『同志少女よ、敵を撃て』 逢坂冬馬

1942年、独ソ戦に巻き込まれセラフィマの人生は一変する。イリーナ教官を務める訓練学校で復讐の為に狙撃兵になることを決意し・・。仲間たちの死を乗り越えどう生きるのか・・。第11回アガサ・クリスティー賞大賞受賞 何もかも失い生きることも失いかけた時…

『君が夏を走らせる』 瀬尾まいこ

不良少年、大田が先輩の娘である鈴香の子守りをすることに・・。彼の夏休みと鈴香の成長は・・。 子供に限らず人と関わりを持ち面倒な事を経て深められるものって経験しないと培われないものなんですよね。 生きるってそういうことの連続面倒、ため息が出る…