風の音だけが週末のConversation

一粒の砂に世界を求め 野の花に天国を見出す 掌の中に無限を捉え ひと時のうちに永遠を築く この詩のように生きたいな

「あおげば尊し」

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小学校教師を演じるテリー伊藤の演技と言うよりも心に秘めた思い
その親父への思いや生徒に対する死への指導への迷いが
何とも切なく伝わる。
時間が経ってからも良かったと思う
時間劣化のない映画って本当にいい映画なんですよね。
シンプルで切々と流れる物語に思いを馳せると
死に興味を持つ少年が現実の死を体感する事で
その少年は父が残した、最後の教え子になり旅立つ姿
過っての教え子の教師も堪え切れず叫ぶシーンの
ラストはこの作品最高のシーンでした。
人が人に何かを教えるとは
その人の人生そのもとぶつかる事で起きる化学変化みたいなものなんだろう
真剣に人生を掛けて生きる生き様、誠実さに心打たれた。