風の音だけが週末のConversation

一粒の砂に世界を求め 野の花に天国を見出す 掌の中に無限を捉え ひと時のうちに永遠を築く この詩のように生きたいな

『大泉エッセイ 僕が綴った16年』 大泉 洋

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大泉洋さんが1997年から雑誌連載で綴ってきた18年分のエッセイ集(文庫版は2年分を追加)
表紙はあだち充で対談も収録済み

大泉さんに興味があったのと33万部売れたそうで面白いのかな?と読んでみましたが

なるほど、グタグタの中にも笑いあり感動ありの日々は
画面で見る大泉さんそのままの偽りなき18年だと思う

北海道への郷土愛が溢れる彼は今回の震災に胸を痛めてることだと思うし
エッセイの中で両親が防災グッツを買ったのはいいけど
「頭の上に吊り下げてて危ない」と突っ込んだら
「持ち出せる手間が省ける」と返した母親の話があったけど
あの防災グッツはちゃんと移動したのか?が気になったり

話に出て来る本屋さんや街の話が無事だろうか?とすぐに思い出したりもした。
それぐらいこのエッセイは等身大で身近

結婚の承諾を得る話や飛行機から見える夜景
旅の話もありつつ・・
感謝って言葉への想いとその込められた意味。

思い出すことも沢山あるけど
ふと、思うのはエッセイ版「ちびまるこ」ちゃんって感じかな

俳優、司会、劇団と多面的な才能ある彼は
いつも書いてるけど、エッセイが面白い人は小説も面白いものなのですが
ぜひ!作家と言う肩書も加えて貰って小説も書いて欲しい。